より高くより遠く【ライティングマラソン】

より高くより遠く


真っ青な皐月の空に、風に乗って、凧が高く舞い上がります。

でも、しばらくすると、遠くへ飛んでいって、見えないほどの大きさになってしまいます。

糸だけが、指の先からピーンと張って、風の強さでぐいぐいと、引かれていきます。

凧を揚げることは、風を計算しながら、バランスをとり、より高くより遠くへ飛ばすことが、目的なのでしょうね。

しかし、糸が切れた凧は、目的を持たずに、空中をさまよい、風のとりこになってしまうのかも。

心の張りも、同じかもしれません。

いつも緊張感を持って生きることは、より高くより遠くを、目指していることかも。