浮遊の世界
朝霧は、夜明けが白白して来ると、何処からともなく発生してきます。
白い「もや」は、ゆっくりと流れ、その静かさで、すべてのものを包み込みます。
静かさに包み込まれると、人の心は安心して、その白さに同化して、深く沈んでいきます。
心の散歩は、そんな心が漂うような、白さの中で、楽しめるのかもしれません。
白い世界は、周りを覆い隠しながら、思考を一時的に中断させ、浮遊の状態を、作ってくれるのですね。
心が軽やかになったら、東の空が、オレンジ色になってきて、心の散歩の時間は終わります。
カラマツ林に囲まれた、小さな村にて・・・・・・