雨の中へ
雨は、家の中にいると、外からの騒音を遮断し、静かな空間で、やさしくあなたの世界を作ってくれます。
しかし、いつまでも浸っていると、小さな空間で過ごす独りよがりの自分に、満足してしまいます。
こんな時は、太陽のテッテイル真夏の青空と、遥かなる大海を思い浮かべよう。
遠い水平線には、ギラギラとした太陽の下で、大いなる野望を持った、コロンブスの船が、アメリカ大陸を発見するために、元気な声で「取り舵一杯」、と叫んでどんどん進んで行くのが見える。
遅れを取ってはいけない。
ドアを開け放ち、心に太陽を携え雨の中へ。